筋肉注射が痛いのはどうしてなの?筋肉注射・皮下注射・静脈注射が使い分けられている理由

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注射には血管の中に刺す「血管内注射」と、血管の外に刺す「血管内注射」があります。

私たちが最も関わることが多いと思われる点滴は肘の裏の静脈に刺しますので、血管内注射であり、静脈内注射といいます。

実は動脈内注射というのもありますが、治療法として使用される頻度は少なく一般的ではありませんので説明を省きます。

対して、血管外注射というのは、筋肉注射や皮下注射、皮内注射の事を言います。

名前から連想できるかもしれませんが、筋肉注射は筋肉層、皮下注射は皮下組織、皮内注射は真皮層に注射され、筋肉層が最も深く、最も浅いのは皮内注射となります。

このように、注射には静脈以外の場所に薬液を入れる事があるのです、薬はどこから入れても同じように感じるかもしれませんが、注射を入れる位置は目的によって使い分けられているのです。

注射を指す場所によって薬に対してどのような効果が違いがあるのか、説明しましょう。

〇注射を指す場所による違い

静脈内注射、皮下注射、筋肉注射といろいろな種類がありますが、危険性や吸収速度、効果の持続性に違いがあるために使い分けられています。

最も薬液の効果が早く出るのは静脈内注射であり、静脈内注射は血液にのって全身をめぐるため、即効性を期待したい時に選ばれ最も利用される事が多い注射であり、次に即効性が高いのは筋肉注射になります。

筋肉注射は、血管への刺激性などから静脈内注射として使用しにくい薬液を使用する際に選ばれ、解熱鎮痛薬、ワクチン、ホルモン薬などの薬液を注射する際に利用されます。

また、皮下注射よりも多く薬液を注射できるので、薬液を多くしたい時に筋肉注射が選ばれます。

皮下注射は、静脈注射や筋肉注射に比べて吸収速度が遅いため、薬の効果が出るまでに時間がかかりますが、薬の持続性が高いことが知られています。

そのため、薬の効果がゆっくり吸収され長く効果が続いてほしい、インスリン注射などが皮下注射として選ばれています。

体に注射するので、どこに刺して同じように感じるかもしれませんが、指す場所によって安全性や、持続性、即効性、量などに違いがあり、いろいろな事を考慮して注射を指す場所が選ばれているのです。

ちなみに、皮内注射は治療目的よりもアレルギー反応の検査や、病気の感染の判断に利用されることが多いです。

〇筋肉注射が痛いと言われる理由は?

筋肉注射は痛いと言われるよく言われますが、針のサイズは静脈注射とほとんど変わりません。

針のサイズが細いのは、浅く柔らかい部分に注射する皮下注射や皮内注射で、特に皮内注射は細いです。

注射を行う際には、いろいろな基準はありますが、針が刺さりやすさや、痛みの少ない場所を選んで刺され、同じサイズの針でも刺される場所に痛みは大きく変わってきます。

静脈注射が打たれる場所は筋肉注射が打たれる場所に比べて痛みが少ない部分であるため、筋肉注射は静脈注射よりも痛い場所に刺されるから痛いのです。

また、痛点の場所によって痛みが変化するため、うまく痛点が避けられると筋肉注射でもあまり痛みを感じないことがあります。

筋肉注射はなぜ静脈注射よりも痛い場所に刺すのかというと、筋肉の厚い場所を選んでいるためです。

筋肉注射は、筋肉の厚みや 神経・血管の流れなどが重要であるため、 結果的に、静脈注射よりも疼痛が出やすい場所に打たれてしまうのです。

また、筋肉注射は静脈注射に適さない、刺激性の強い薬液を使用する際に選ばれる事が多いのも特徴であり、筋肉注射が痛いとされる理由の一つになります。

筋肉注射が痛い理由は、注射針を指す位置と、使用される薬液に違いがあるためなのです。

注射の痛みは運もあり、ちょうど痛点から指すと痛みが強く出てしまうことがあります。

ただし、目で見ても痛点がどこにあるかわかりませんので、痛さは看護師の腕と言われることもありますが、これは運も重要な判断の一つです。

もちろん、看護師の腕によってスムーズに刺され、ブレが少ないので痛みが少なくなるという可能性も否定はできません。

注射は病気を治したり、健康を維持するために必要なので、少々の痛みは我慢しましょう。

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