エボラ出血熱は人類の脅威になるウイルスのエボラウイルス(フィロウイルス科エボラウイル属)に感染することによって起きる急性ウイルス性感染症です。
エボラ出血熱はウイルス性出血熱の一つです。
ウイルス性出血熱の症状は高熱、白血球の減少、鼻血や内出血などの症状をきたし、死に至る場合もあります。
エボラ出血熱も同様の症状がでます。
出血熱はいろいろ存在するが、もっとも危険な出血熱はエボラ出血熱だとされています。
エボラ出血熱とは?
エボラ出血熱はエボラウイルスが原因で起きる病気として認識されています。
そのため、エボラウイルスというと一種類のように感じてしまいますが、エボラウイルスというのはインフルエンザウイルスといっているようなもので、エボラウイルスはインフルエンザウイルスが香港、新型、ロシア、B型などに分かれるようにエボラウイルスにも種類があります。
エボラウイルスはザイール株、スーダン株、ブンディブギョ株などのさまざまな種類なウイルスが存在します。
報道はあまりされていませんが、ウイルスによって致死率の違いがあります。
そのため、流行るウイルスによって危険度が変わります。
また、数種類のウイルスが存在しているため、流行がおさまったとしても、ほかのウイルスが流行る可能性があります。
一つのエボラウイルスが収束してもすべてのエボラウイルスが排除されたわけではないためエボラウイルスと人類の戦いは終わらないのです。
エボラウイルスは人に感染し、ウイルスによっては致死率が50%~80%にもなるとされている恐ろしいウイルスになります。
また致死率が低いものになると、20%程度され、ウイルスによって致死率が異なります。
20%でも普通の感染症に比べて致死率が高いですね。
あまり報道されませんが、どのウイルスが流行っているのかも重要なのではないかと僕は思います。
ウイルスに感染して命が助かったとしても重篤な後遺症を発症することがあります。
エボラ出血熱はもっとも危険なウイルスの一つといわれています。
エボラ出血熱に感染するとどうなるのか?
エボラ出血熱は感染してから、2日から21日間の潜伏期間があります。
この潜伏期間中はエボラ出血熱の感染はしないとされています。
そのため、潜伏期間中のエボラ出血熱の患者に合ったとしても感染する可能性はありません。
また、日本では感染例は報告されていないので安心して出かけてください。
また、海外旅行で感染することもほとんどないでしょう。
潜伏期間が終わったエボラ出血熱の症状は発熱、頭痛、筋肉痛が最初に起きるとされています。
最初はひどい風邪のような症状に近いかもしれません。
この症状の時に人と会うことによって感染する可能性がありますが、この症状でもほとんどの場合はこの症状が起きたらしんどくて合うことはないでしょうが、家族や見舞に来た人に感染させる可能性はゼロではありません。
症状が進行すると吐血や口からの出血、胃などの消化器官からの出血などの出血熱特有の出血症状が出てきます。
ひどい出血症状が出れば死に至る場合もあります。
日本でエボラがはやった場合は早期発見、すぐに保健所に連絡が必要になります。
エボラ出血熱の感染方法としては飛沫感染と接触感染のみであるため、濃厚接触をしない限り、感染することはないだろうとされていますので、それほど恐れることはないのかもしれません。
エボラ出血熱に聞くワクチンや特効薬は開発されておりません。
エボラ出血熱はウイルスによって致死率が違いあります。
また、エボラウイルスの感染力もそれほど高くはありません。
エボラ出血熱を正しく知ることで、感染拡大を防ぐことができるのではないでしょうか。