未来の医療技術に託す人体冷凍保存

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「人体冷凍保存」名前の通り人体を冷凍保存する事であり、恐ろしく感じる人も多いでしょう。

この人体冷凍保存は、現在の医療技術では回復させることができない病気等によって死亡した際に、人体を冷凍保存して未来に医療技術に託すために行われています。

また、人体冷凍保存にはクライオニクスという名前があり、こちらの方が知られているかもしれません。

賛否両論がある人体冷凍保存ではありますが、もし死が近いとなった時に、あなたは冷凍保存を望みますか?

〇すでに冷凍保存は開始されています

人体の冷凍保存はすでに始められており、ガンなどによって亡くなった人のすでに100人以上が冷凍保存されています。

ただし、冷凍保存するためには場所や管理費が必要となるため、多額のお金が必要となります。

亡くなった際に人体冷凍保存してもらいたいという人は、お金を溜めておかないといけませんね。

また、突然の事故死の場合は亡くなってから冷凍保存するまでに時間がかかりますので、人体冷凍保存が難しくなるでしょう。

ちなみに、冷凍保存が開始されるのは、医師によって死亡が確認されてからとなります。

亡くなる前に冷凍する方が解凍する際の蘇生率は上がるかもしれませんが、亡くなる前に冷凍してしまうと殺人に問われることになります。

亡くなってから冷凍保存となりますので、人体の損傷は大きく蘇生が難しくなると考えらえます、本当に未来で蘇生ができるのでしょうか?

想像でわかる人もいるかもしれませんが、冷凍された人で未だに解凍された人はいません。

〇冷凍技術は上がっているが解凍技術は確立されていない

人体冷凍をする際の大きな問題の一つが、冷凍する際に細胞内の水分の体積が増加してしまう事です。

主婦や料理する人なら見たことがあると思いますが、お肉を解凍するとドリップと言われる赤い液体が出てきますよね、実はこれは血液が出ているわけではありません。

これは、冷凍した際に水の体積が増加することで、細胞膜を傷つけてしまい壊れた細胞から細胞内の成分が漏れ出てしまった物なのです。

人体を冷凍する際にも同様の事が発生し、そのまま解凍してしまうと多くの細胞が壊れてしまい蘇生する事が出来ないのです。

細胞の損傷を修復しながら人体を解凍していく必要性があり、冷凍をする技術よりも高い技術力が必要となります。

実際、人体を冷凍技術が年々上がっており、人体への破壊的な影響を抑えつつ冷凍する技術は高くなっています。

しかし、解凍する技術は確立されておらず、現状の技術力で解凍を始めると人体冷凍保存されている人はすべて蘇生できません。

そして、未来でいつ解凍する技術が確立されるのかわかりませんし、未来人が冷凍保存された人体を解凍してくれるかもわかりません。

もしかすると、解凍されることがないまま施設が壊れてしまう可能性も否定できません。

今のところ、もしかすると未来で解凍されて復活することができるかもしれないという程度なのです。

それでも、病気が治るならやってみたいと思うのは理解ができます。

〇未来で生活していくことはできるのか?

現在でも解凍技術が確立していないことを考えると、人体を冷凍してから解凍できるようになるまでには相当の時間を要する事が予想できます。

蘇生した時には、自分は年をとっていないのに、家族は年をとっており、場合によっては家族が亡くなっており自分だけ未来に取り残されてしまう可能性もあるかもしえません。

さらに、亡くなった時の生活と、未来の生活習慣に戸惑ってしまう事も予想できます。

蘇生する事ができたとして、果たして私たちは未来になじむ事が出来るのでしょうか?

希望を持って人体冷凍保存を行ったのに、思っていた未来と違っても絶望するかもしれません。

ただ、未来の事なので予想することしかできません、未来は思っていた以上に楽しい生活がまっている可能性もあります。

人体冷凍保存は夢のある技術である反面、多くの事は予想できておらず、未来は不確か物となっています。

あなたは、亡くなる時に冷凍保存してほしいと思いましたか?

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