出生前診断は確定診断ではない!?知っておきたい出生前診断のこと。

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出生前診断は、生まれてくる赤ちゃんの状態を知り、赤ちゃんを迎えるための準備をするために行われている検査です。

検査で陽性と判断された赤ちゃんを中絶させるために行われている検査ではありません。

しかし、生まれてくる子どもの病気がわかってしまうため、中絶の判断を迫られるのは事実です。

このため、出生前診断は命の選別になると批判されることもあります。出生前診断でどのような事がわかるのでしょうか?

〇出生前診断は確定診断ではない?!

単に出生前診断と言っても、出生前診断には種類があり、確定診断できるものと、可能性を判断できる物があります。

出生前診断で確定診断となるのは、羊水検査と絨毛検査であり、いずれもダウン症を99.9%の確率で診断できます。

ただし、この二つの検査は少なからず流産のリスクがあり、羊水検査では0.3%、絨毛検査では約1%の危険性があります。

羊水検査は妊娠15週目以降から受けることが可能で、絨毛検査は妊娠11週目~15週目まで受けることができる検査です。

また、どちらの検査も自由診療となるため、健康保険が適用されず10万円前後の費用が掛かってしまいます。

検査による流産の危険性もあり、費用も高いので、安全性が高く費用も安く抑えることができる出生前診断である、クアトロテストを行う人が多いです。

クアトロテストは、2万円前後で妊娠15週目~18週目まで受けることができる検査です。

ただし、このクアトロテストはあくまで胎児に異常がある確率を測定するための検査であり、検査によってわかる障がいも一部でしかありません、陽性であったとしても必ず、胎児がダウン症候群、18トリソミー、開放性神経管不全といった病気というわけではありません。

例えば、クアトロテスト受けて、胎児のダウン症が180分の1で陽性と診断された場合も、ほとんど胎児は、異常が無く生まれてきます。

また、クアトロテストで陰性として判断された胎児でも、ダウン症といった染色体の異常を持って生まれてしまう事があります。

クアトロテストは、行われることも多い出生前診断ですが、確率が示すだけなので、羊水検査を受けないと、染色体に異常があるか確定診断することはできません。

また、クアトロテストでは、赤ちゃんの異常を確率で示すだけなので、不安を煽るだけであると言われることもあります。

さらに、羊水検査や絨毛診断の検査感度は非常に高いですが、100%正確な診断というわけではありません。

このように、出生前診断はどのような検査も少なからずの問題や、危険性があるのです。

〇母体血中胎児染色体検査

出生前診断の中には、クアトロテストよりも感度が良く、羊水検査のように流産のリスクがない母体血中胎児染色体検査(NIPT)という物があります。

母体血中胎児染色体検査が良いとされるのは、ダウン症の陽性的中率が約9割と高い事、血液による検査であるため検査による流産の危険性がない事、妊娠10週目から検査が受けられる事です。

また、偽陰性が少ないことが知られており、母体血中胎児染色体検査で陰性と判断された子どもの99.9%は、ダウン症ではないと判断できます。

クアトロテストに比べて感度は非常に良くなっていますが、陽性の的中率が9割なので、1割はダウン症ではないのに、ダウン症の可能性があると判断されるという事でもあります。

異常が見つかった場合も、

ただ、母体血中胎児染色体検査は全額自己負担であるため、検査費用が20万円と羊水検査よりも高くなっています。

そのため、母体血中胎児染色体検査も羊水検査も受けるとなると、多くの費用が掛かることになります。

検査を受けることができる施設が少ないため、どこの産婦人科でも母体血中胎児染色体検査が受けられるというわけではありません。

出生前診断の検査には、流産の危険性や、感度の問題などがあります、出生前診断を受ける前には、医師に相談してリスクなどをしっかり把握しておきましょう。

また、陽性となった場合には、判断を迫れることもあります、出生前診断を受ける前に心の準備をしておくことも大切でしょう。

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