血液検査の検査項目「総蛋白」でどんな病気の危険性がわかる?総蛋白について知っておきませんか?

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血液検査をする際に必ずといってよいほど検査される項目である「総蛋白」ですが、総蛋白の増減によって何がわかるのか、知らないという人は多いです。

総蛋白は血液に含まれるタンパク質の量を測る検査項目であり、私たちが食事からタンパク質を摂取すると、アミノ酸に分解されて、肝臓でアルブミンとグロブリンというたんぱく質に再合成され血液に流れていきます。

血液検査の基準では、総蛋白が6.5~8.0g/dLで、アルブミンが4.0~5.0g/dLとなっています。

グロブリンは、アルブミンと総蛋白の比率から増減を判断することがあります。

アルブミンとグロブリンの血流濃度は一定に保たれていますので、血中の総蛋白が増減すれば、タンパク質を処理する臓器に異常が出ていることが予想できます。

総蛋白が増減することによって発生する病気について紹介します。

〇脱水症状によって総蛋白が高くなることがあります

総蛋白が多くなってしまう原因の一つとして、第一に考えられるのが脱水症です。

水分が不足すると血中の水分量が不足して、血液の濃度が高くなることで結果として総蛋白量が多くなってしまいます。

血液検査をする際には、正確な数字を出すために食事や水分を一切取ってはいけないと思っている人もいるかもしれませんが、常識的な量であれば水は摂取しても問題ありません。

逆に脱水状態に陥っていると、血液が濃くなりすぎてしまうので異常値が出てしまうため、問題となります。

血液検査の前に水や、砂糖などが含まれていないお茶を飲む事は問題ありませんが、ジュースや牛乳、コーヒー、アルコールなどは飲まないようにしてください。

ジュースや牛乳などの糖質や脂質を含む物を飲むと、血糖値や中性脂肪の値が高くなってしまう原因となります。

正しい血液検査の結果を出すためにも、脱水状態で血液検査を受けないようにしましょう。

総蛋白量が多くなっている場合には、脱水症の可能性が高いですが、アルブミンとグロブリンのバランスによっては他の病気が疑われます。

〇グロブリンと総蛋白が高い場合は注意!?

総蛋白の3分の2を占めるアルブミンは脱水症状以外で増加することが、ほぼ無くいため総蛋白が増加して、アルブミンが増加している場合には、脱水症状だと判断することができます。

ただし、アルブミンが基準値で総蛋白が増加している場合には、血中のグロブリンが高くなっているため、脱水症状以外の病気が疑われます。

また、血中のアルブミン量が少ないのに、総蛋白が基準値である場合もグロブリンが増加している可能性があります。

血中のグロブリンの多くは、免疫グロブリンといわれる抗体の役割を持っているタンパク質です。

この免疫と関係が深いグロブリンが増加しているという事は免疫機能に異常が出ている可能性があり、多発性骨髄腫、膠原病が疑われます。

また、慢性感染症や肝炎を発症している場合にも、免疫機能を高めるために血中のグロブリンの値が高くなることがあります。

総蛋白とアルブミンのバランスが悪い場合には、早めに血液の再検査を行い、異常がみられる場合には精密検査を受けるようにしましょう。

〇アルブミンが減少してしまうのは肝機能障害

血中に含まれているタンパク質の3分の2がアルブミンで、3分の1がグロブリンと言われています。

アルブミンが肝臓で作られていますので、アルブミンが減少している場合には、肝炎、肝硬変、肝臓がんなどの肝機能に障害が出ている可能性があります。

また、尿からアルブミンがもれてしまうネフローゼ症候群を発症している場合も、アルブミンが減少してしまいます。

少し基準値を下回る程度であれば、体調や食生活の影響の可能性もありますが、心配なので再検査を受けるようにしましょう。

さらに、栄養失調によってタンパク質が不足すると、肝臓でアルブミンの合成ができなくなり、アルブミンが減少して場合もあります。

肝臓機能や尿の処理機能などに、問題がないのにアルブミンが減少している場合には、無理なダイエットや、食事のバランスが悪くなっている証拠です。

アルブミンが減少しないように、食事バランスを考えてタンパク質をしっかり摂取しましょう。

血液検査では血糖値やコレステロール値などに目が行きますが、総蛋白が基準値がずれている場合も肝機能に異常がある場合がありますので注意が必要です。

また、血中のタンパク質はアルブミンとグロブリンのバランスが大切になります、バランスがずれている場合も注意してください。

気になることがあれば、医師に相談することにすると、病気の早期発見につながります。

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