人と共生している微生物ミトコンドリア!一体どんな微生物なの?

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私たちの細胞の中にはミトコンドリアといわれる、細胞小器官があり、1つの細胞に平均で300~400個ほどのミトコンドリアが存在しているとされています。

このミトコンドリアは、人にとってなくては小器官なのですが、私たち人とは違う遺伝子情報をもっている微生物です。

ミトコンドリアは私たちの体の中で、一体どんな役割をしてくれている微生物なのでしょうか?

〇どうして細胞内に微生物が存在しているのか?

ミトコンドリアの元になった微生物は、酸素を利用してエネルギーを生み出した微生物であり、単独の微生物だったと考えられています。

そのミトコンドリアの元となった微生物を取り込んだのが、人やその他の動物の祖先となった真核生物になります。

酸素を利用して生み出せるエネルギーは効率がよく、多くのエネルギーが利用することができるようになった真核生物が、進化していき人やそのほかの動物が誕生したと考えられいます。

私たちのような多細胞生物はエネルギーの消費が大きいため、多くのエネルギーを効率よく利用することができれなければ、活動することができません。

私たちが存在しているのは、私たちの祖先となった真核生物が酸素をエネルギーに利用することができる微生物を取り込んでくれたおかげと言えるでしょう。

細胞の中にミトコンドリアが存在していないと、酸素を利用したエネルギーを作れないので、私たちは生きていくことができないのです。

〇ミトコンドリアは細胞の外では生きていけない!?

人がミトコンドリアが細胞の中にいないと、エネルギーを摂取できず生きていけないように、ミトコンドリアも動物の体の中でないと生きていけません。

ミトコンドリアの元になった微生物は、他の動物の細胞や微生物の細胞の外でも生きていくことができていました。

しかし、他の微生物の細胞に取り込まれた結果、細胞の外で生きていく機能を失ってしまったため、ミトコンドリアを細胞から取り出すと死滅してしまいます。

そのため、人がミトコンドリアから細胞に必要なエネルギーを作ってもらい、ミトコンドリアは人から必要な栄養素を貰うという共生関係にあります。

〇ミトコンドリアはどのようにしてエネルギーを発生させているの?

私たちの細胞がエネルギーを得るためには、ATP(アデノシン三リン酸)と言われる物質が必要であり、ATPはアデノシンという物質に、リン酸という物質が3つ結合した物質です。

このATPは、私たちが食べた糖質と酸素を利用して、ミトコンドリアによって作られています。

また、ATPを作る際に、一緒に二酸化炭素や水も一緒に発生しています。

ミトコンドリアが生み出した、ATPは3つ結合しているリン酸のうち1つが離れると、エネルギーを放出され、このエネルギーを細胞が利用しています。

ただし、ATPは溜めておくことができないエネルギーであり、ミトコンドリアによってATPが作られると、すぐにエネルギーとして利用されてしまいます。

そのため、細胞内に存在するミトコンドリアは、ATPを作り続けてくれているのです。

〇人の体にどのぐらい存在しているの?

ミトコンドリアが人の細胞内に共生しているのは、細胞のエネルギーを作るためなので、エネルギーを使用することが多い脳や筋肉、肝臓、腎臓といった部位の細胞ほどミトコンドリアが多くいます。

ミトコンドリアが多い細胞では、1つの細胞に数万、数十万のミトコンドリアが存在しています。

また、赤血球の様にミトコンドリアがほとんど生息していない細胞もあります。

人の体重の約1割がミトコンドリアであるとされていますので、体重が50kgの人であれば、約5kgがミトコンドリアということになります。

ただ、生活習慣によってはミトコンドリアの量が減少して、疲れやすくなってしまうと言われています。

ミトコンドリアを減らさないためには、空腹を感じる事が大切であると、間食することが多く、空腹を感じることが少ない生活をしていると、ミトコンドリアを減少してしまいます。

ミトコンドリアを増やすためには、間食をしすぎない、少しきつめの運動をするなどが有効だとされ、寒い所にいくのもミトコンドリアが刺激されて増えると言われています。

ミトコンドリアは、人にとって必要不可欠な生物だったのです。

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