体の不調があった場合に多くの人が病院に行くと思いますが、病院で診察を受ける場合には注意点があります。
最適な診察を受けるためには、症状を伝えて医者に任せることが大切になります。
病院で診察を受ける際に、嫌がれる患者にならないための方法を覚えておきませんか?
あなたの態度が医者を不快にさせるかもしれませんよ。
○病院はお店ではありません。医者との信頼関係が大切!
病院は患者の疾患を治すところになり、患者はお客様とは少し違うとされています。
医者も患者からお金をもらっていますので、商売の一種になるのかもしれませんがお客様は神様ではありません。
病院では、患者の言いなりの治療をするのではなく、患者に最も合った治療法を探すことが大切なので、お店と客という考え方よりもパートナーという考え方のほうが正しいのです。
そのため、患者は医者が適切な治療ができるように最大限の情報を提供し、医者は情報から患者の病気を推察して適切な治療を行う必要性があります。
病院では医者と患者で信頼関係を気づくことが大切なので、医者に対して不遜な態度をとるのはおすすめできません。
医者のモチベーションを下げれば、それだけ適切な診察から遠のくと思った方が良いでしょう。
ただし、友達ではありませんので、べらべらと長話をすると後の患者さんの迷惑になってしまうので注意しましょう。
信頼関係を気づけているのは良い事ですが、世間話は控えて大切な症状を簡潔に話すのが大切です。
ただし状況によっては安心感を与えるために長話をする場合もあります。
○自分で病気を決めつけるのはやめましょう。
私はインターネットで病名を調べることが多く、多くの病気の名前を知っており、この症状ならこの病気かなと思うことは時々あります。
皆さんもインターネットで自分の症状を調べて、自分はこの病気かもしれないと思うことがあるのではないでしょうか?
ネットで症状を調べて病気の予想をつけるのはいいですが、自分で確定診断しないでください。
最近ではインターネットが普及したことで、医師に自分は「○○病だと思います」と診察前の段階から言ってしまう患者が増えてしまったようです。
私もわからなくはありませんが、医師の方が確実に知識は上だということを覚えておいた方が良いでしょう。
患者が伝えるのは病名の予想ではなく症状の情報なので、医師にとって患者の予想ははっきりいうと邪魔なものになります。
患者が病気の予想をして診察を受けると固定観念も生まれますし、病名が違った場合には患者の意見を否定しないといけなくなりますので、やめてほしいものになります。
また、自分の治療方針を医師に提示してしまう場合や医師の指示を従わないなどの場合もよくありません。
他の治療法がないか聞くのは問題ありませんが、基本、医師の言葉を従いましょう。
医者は医学部で6年間も勉強しているので、信頼して医師に任せることも大切なのです。
もしそれでも納得できない場合は、セカンドオピニオンという方法もあります。
○診察を受ける時に伝えることを知ろう!
病院に通院した際に医師に伝える内容は。ある程度決まっているので、覚えておくと良いでしょう。
医師に伝える内容は「どこに症状があり」「どんな症状なのか」「頻度・強さ」「いつから・どんな時に」「何か思い当たることはあるか」を聞いてくることになります。
どこに行っても、ほぼ同じことなので受診する前にメモを取っておいておくと、スムーズに診察ができることになります。
メモで整理しておくとスムーズに返答できますが、メモしなくてもゆっくり落ち着いて答えれば問題なく、自分の予想などをいう必要性はありませんよ。
また、医師に質問された場合は、素直に答えることが重要になります。
質問に答えることは、医師の診察を正確にするために重要になります。
その他に、なんらかのアレルギーがある場合などで治療に疑問がある場合は質問しても良いです。
さらに、自分の病歴や血縁者病歴、現在服用している薬、飲酒歴、喫煙歴なども整理して話せるようにしておきましょう。
薬はお薬手帳をそのまま見せるとよいですが、聞かれなければ見せなくてもいいです。
最適な治療方法をうけるために、良い患者になりましょう。医師の信頼関係が適切な治療方法に導いてくれるはずです。