他人のうんちを移植する手術で腸内環境が改善する?!数十分で終わる便の移植手術を知っていますか?!

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

便移植
移植手術といわれたら、最初に臓器移植を思い浮かべる人が多いと思いますが、移植手術の中には、なんと他人のうんちを自分の大腸に移植するという便移植が存在します。

便移植は、臓器を移植するわけではないので、比較的安全でドナーやレシピエントにほとんどいっていいぐらい負担が無く短時間で終わる移植手術になります。

そして、便移植が大腸に問題を抱えている人の腸内を救ってくれる時代がくるかもしれないのです。

スポンサーリンク

○なんの目的で便を移植するのか?

私たちの腸内には、1kg以上の腸内細菌が住んでいることが分かっており、腸内環境は住んでいる腸内細菌の種類や量によって左右されることが分かっています。

腸内環境が悪い人は、良い腸内細菌が住んでいない人であり、良い腸内細菌は食事や生活改善でゆっくり改善することがわかっており、急激に変えることは難しいといわれています。

そこで、すでに良い腸内細菌が多く住んでいる人の便を移植することで、急激に腸内環境を良くしようという考え方が便移植になります。

人間の便の8割が水分で残りは食べかす、粘膜等、腸内細菌が3分の1ずつといわれており、便の中に含まれる腸内細菌の量は非常に多いです。

また、便の中に含まれる腸内細菌は、出した直後では生きている物も多く含まれているので、素早く移植すれば行きたまま腸内細菌が大腸に届きます。

ただ、腸内細菌には嫌気菌と呼ばれる空気に触れることによって死滅する菌が多くいるため、排便後6時間以内に移植することになっています。

便移植は、患者の腸内環境を良くするために行われる移植手術になります。

○便移植はどんな手術になるの?

ドナーの条件は、20歳で以上であること、何らかの感染症や寄生虫がおらず移植しても問題ないこと、患者の精神的な部分を考えて患者が移植しても良いと思える人から移植してもらうことになります。

便を移植されるのは嫌なことかもしれませんが、できるだけ患者に配慮して移植手術を行っています。

また、便移植は正しくは便微生物移植でそのまま便を移植するわけではなく便に含まれる微生物を移植する手術になります。

便を生理食塩水に溶かし、溶かした水をフィルターに通して、たべかすや粘膜などを除去することになります。

移植するのは、ろ過したものなので、大部分の不要な物質は取り除かれることになります。

便ではなく便から出した腸内細菌なので、そこまで気にしないようにしましょう。

準備が整うと大腸内視鏡を用いて、小腸と大腸の接合部である大腸に始まりに腸内細菌が混ざった生理食塩水を注入ことになります。

非常に簡単な手術で入院をする必要性はなく、大腸内視鏡を普通に受けたのと変わりませんし、日帰りで帰宅することができ1週間~2週間ほどで効果が表れるといわれています。

この手術ですが、ほとんどと言っていいほど痛みを感じずに内視鏡が終わる人もいれば、強い痛みを感じる人もおり、個人差があります。

大腸内視鏡を受けてみないと、痛いか痛くないかはわからないということですね。

○便移植するとどのような効果があるのか?

便移植は、腸内環境を改善する力があり、いろいろな病気を改善する力があるとされています。

まず、特定疾患(難病)といわれている潰瘍性大腸炎を改善する効果があるとされており、難病を治すほど腸内環境が良くなります。

また、機能性胃腸症や下痢・便秘などの多くの腸の病気を改善する効果があると期待されています。

さらに、腸の病気以外ではメタボリックシンドロームや糖尿病、アレルギー、うつ病にも効果があるのではないかといわれ、便移植をするだけで多くの人の病気が治ってしまう可能性があります。

腸内には、免疫機能が多くそなわっており、非常に多くの病気とかかわっているので、腸内環境を整えることは非常に大切なことになり、便移植は腸内環境を整える方法の一つになっています。

現在、便移植は研究段階でありどの病気にどれほどの効果があるかわかっていませんが、これから、多くの病気を治す手術になることは間違いないでしょう。

皆さんも便移植の発展に注目してみてはどうでしょうか?

あなたの病気も便移植で治ってしまうかもしれませんよ。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク