日本人で便秘に悩んでいる人は400万人を超えるといわれており、お腹の調子が良くないという人は非常に多くいることがわかっています。
そんな、お腹の調子が悪い人におすすめの飲料がヤクルトになります。
ヤクルトは戦前の1935年から発売されておよそ80年間も日本人のお腹を守り続けてきた乳酸菌飲料になります。
☆ヤクルトは特定保健用食品に認定されています。
特定保健用食品とは厳しい審査に通り、健康効果がみとめられた商品のみが消費者庁の認可を受けて名乗ることができるもので「トクホ」と呼ばれて知られています。
このトクホですが、申請するためには莫大な費用と実験が必要で最低でも1000万以上のお金がかかり、それだけ多くの実験を行って効果が実証されています。
ヤクルトは、多くの実験結果から認められた健康食品なので、信頼と安全性がある食品になります。
そんなトクホに認定されたヤクルトにはどのような効果があるのでしょうか?
☆ヤクルトが私たちにもたらす効果
○善玉菌を増やして腸内環境を改善する
現在、販売されている一般的なヤクルトの中には、一本で200億個の乳酸菌が含まれており、飲むことによって乳酸菌が腸内に送られて腸内の環境を良くする働きがあります。
届けられた乳酸菌は腸内の悪玉菌の数を減らし下痢や便秘などを解消します。
そして、腸内に住んでいる善玉菌の餌となり善玉菌の数を増やして消化などを助けてくれる効果があります。
ちなみに、ヤクルトに含まれる乳酸菌シロタ株はもともと腸内にいる乳酸菌ではないので、腸内に定着することはありません。
そのため、飲んだ菌が腸内の善玉菌になるわけではなく、腸内に元からいる善玉菌の働きを助けてくれると考えるのが正解です。
ヤクルトは1日に何本も飲むより、定期的に飲んで乳酸菌を補充する方が効果的です。
○免疫力を強化してウイルス対策をする
ヤクルトの菌は生きたまま腸内に届くといわれており、乳酸菌が腸内に届くと腸内の免疫細胞を刺激して免疫力を強化する働きがあるといわれています。
免疫力が高まることにより、風邪の引きにくい体になりウイルス感染症を予防します。
また、ウイルス感染症を予防するだけでなく花粉症を軽減する働きがあるといわれています。
しかし、花粉症が治るというわけではなく軽減させるだけなので、根本的な治療にはなりません。花粉が飛ぶ時期はヤクルトを飲んでも花粉症の人はしっかりと花粉の対策をするようにしましょう。
酷い花粉症の場合はヤクルトではなく、医者を頼る方がおすすめです。
○がんを予防してくれる効果?!
ヤクルトは腸内に届いて腸内環境を良くする効果があるので大腸がんを予防する効果があると言われています。
大腸がんは日本の3大がんの一つに数えられるがんで毎年数多くの人が大腸がんで亡くなっており、生活習慣の乱れからくる腸内環境の悪化が問題にあげられています。
ヤクルトは腸内環境を良くするので、がんの発症を抑えることができます。
また、ヤクルトは大腸がんを予防するだけでなく、免疫細胞を活性化してくれる働きがありますので、そのほかのがんにも効果があると言われています。
整腸作用以外の効果もあるますので、体の健康が気になる方は飲んでもいいかもしれません。
☆1日1本が基本です。飲みすぎに注意しましょう。
乳酸菌は健康にいいものなので、ヤクルトを数本一気に飲んでも下痢などをおこす心配はないと言われています。
しかし、ヤクルトは多くの人に飲みやすいように開発されているため、糖分を多く含んでおり、数本も飲むと血糖値を上がるので、一気に飲むことはすすめられませんし、糖尿病の原因になることも考えられます。
また、乳酸菌は腸内に定着できない物なので、一気に飲めば数週間後大量に乳酸菌が弁で排出されて乳酸菌がいなくなり、腸内環境は良くなりにくいです。
数本を一気に飲むよりも毎日飲む方がお腹にとっては健康に良いです。
また、1日に何本も飲む場合は一回に飲むのではなく、数時間、開けてこまめに飲むことをおすすめします。
ヤクルトを飲んで、腸内環境を整備してはどうだろうか。