鼻の下のある口ですが、自分でその臭いを嗅ぐことは難しく自分の口の臭いはわかりません。
自分の体臭で一番気になるのが、口臭であるとも言われており、口臭を気にする人は非常に多いと思います。
人間には少なからず口臭はありますが、人を不快にしない程度に抑えることができます。
口臭を抑えることができずに、きつくなる原因は自分にあるかもしれません。口臭の原因を知りましょう。
☆口臭がきつくなる原因
○口内の渇き
唾液には口臭を抑えてくれる作用があり、唾液で潤っているだけで口臭が軽減されることがわかっています。
逆に口内の唾液の量が少なくなると口臭が強くなり人を不快にさせることがあります。
水分が減る理由の一つとしてあげられるのが水分不足です。
唾液も水分である以上、体内の水分をつかって作られています。そのため、体内の水分量が少なくなると唾液よりも大切な場所に水分がしようされるために唾液の分泌量が減ってしまいます。
利尿作用があるものを飲んだ時などに体内から水分が抜けるので要注意です。
また、口呼吸も口の渇きに繋がり、唾液が蒸発するので平常時は常に口を閉じているようにしましょう。
口呼吸をすることで口臭の予防にもなりますし、鼻呼吸をしている間は口臭が発生しませんので人を不快されることが減ります。
さらに、老化も水分を減らす原因になります。
年を取ると口周りの筋肉に衰えてだ液腺に刺激が少なくなり、唾液の分泌量が減るため、口臭の原因になります。
口臭がするときは口が渇いていませんか?
○舌苔(ぜったい)
舌苔とは舌の上にできる白色の苔状の物のことで、舌苔には細菌が繁殖しています。
舌苔自体はただの細菌などの塊であり、人間に害があるかと言われればそれほどないので放置してもさほど問題にはなりません。
しかし、舌苔が増えるほど、口臭が強くなると言われており、舌が真っ白の人は口臭が強い傾向にあります。
舌苔が増える原因は歯磨きが行き届いておらず、舌の上に食べかすがある場合や舌の働きが弱く食べかすが舌に残りやすいなどいろいろなものがあります。
○病的な要因と薬の要因
口臭は口の管理が悪い場合も起きますが、病的に要因の可能性が十分にあります。
歯周病や慢性副鼻腔炎(蓄膿症)、肝臓病、糖尿病でも口臭がきつくなります。
そのほかにも消化器や呼吸器系に異常がある場合に口臭が発生することがあります。
口臭の原因が、病気だということもあるのですね。
また、口の水分をとってしまう薬もありますので、薬を飲んで口臭が出るようになることもあります。
副作用に口の渇きが含まれる薬は多くあり、毎日飲んでいる薬が口臭の原因になっているかもしれません。
☆口臭の撃退方法
○口内の渇き
口内が渇く場合はまず、なぜ乾くのか見つけることが大切になります。
原因を見つけると口臭を改善できる可能性が上がります。
しかし、老化などで改善が難しい場合はペットボトルに水やお茶を入れて口が渇く前に含むと口臭が軽減されます。
口内に水分があることが大切で、ペットボトルの水で口の中を潤しても口臭の予防になります。
この時、ジュースやコーヒーは控えましょう。ジュースやコーヒーは口臭の原因になる可能性があります。
○舌苔
舌苔をとり除きたい時は舌ブラシと言われる舌苔をとるブラシを使うと良いでしょう。
歯ブラシで舌を磨いてもいいですが、舌を傷つける可能性があるので、舌ブラシがおすすめです。
また、舌苔のすぐに取れないので、使用法をよく読んで磨きすぎに注意しましょう。
○病気と薬
病気が原因の場合は病気を治すしかありませんので、病院に行きましょう。
また、口臭があり消化器に違和感を覚える時は消化器内科に受診することを勧めます。
薬が原因の場合は治療薬を変えてもらうか、変えられない場合は、水で口を潤すようにしましょう。
口臭には原因がありますので、原因を見つけて撃退しましょう。