おせちといえば、正月に食べる祝いの料理で、縁起の良いものが多く集められています。
そんな、おせち料理は、多くの種類の食材があり、健康に良い食材であるとも言われています。
☆おせち料理の健康効果
○健康になれる黒豆
黒豆は家族が元気に過ごせるようにという意味が込められており、まめに働くなどの語呂合わせからきたと言われ、色が黒であることがから、魔除けになるとも言われています。
黒豆の黒色はアントシアニンの色になります。
アントシアニンは、目の疲れを改善する効果もあると言われており、目が疲れている人は黒豆を食べると良いでしょう。
また、黒豆の黒い皮以外は大豆とほぼ同じ栄養素になりますので、ホルモンバランスを整えてタンパク質の補給にもなる食品になります。
○出世魚のブリ
ブリは出世魚で大きさによって名前が変化する魚になります。
一番大きなサイズはどの地方であってもブリですが、それより下の名前には違いがあります。
ブリが一番出世している魚になりますので、縁起がよいとされており、出世しますようにという意味を込めて食べられます。
そんな、ブリの栄養価は高く、背が青いので青魚になりますが、サイズが大きいものは青魚と言わない場合もあり、ブリは大きいので、青魚に入らない場合もあります。
サイズ的に青魚か微妙なブリですが、青魚に多く含まれているEPAやDHAを豊富に含んでおり、栄養面ではほかの青魚と近いものがあります。
ブリに含まれるEPAやDHAは血液をサラサラにして、中性脂肪やコレステロールを下げる働きがあり、健康にいいと言われています。
○長寿の味方の海老
海老は、とても縁起の良い生き物であリ、体がまがっているところから老人というイメージがあり、海老を食べると腰が曲がるまで長生きができると言われています。
海老に含まれるキチン・キトンサンは、腸内環境を整える効果があり、生活習慣病の予防になると言われています。
日本人は生活習慣病になって亡くなる人が非常に多いと言われており、生活習慣が問題視されています。
海老を食べることによって、生活習慣病が改善されるので、長寿になれるのですね。
○うまみ成分たっぷりな昆布
うまみ成分がたっぷり詰まった昆布は、おせち料理の中で昆布巻として出されることがあります。
昆布巻には喜ぶという意味が込められており、語呂合わせから縁起の良い食べ物だと言われています。
昆布はミネラル分が豊富な食品で牛乳以上にカルシウムが多く含まれています。
ミネラル補給に良い食品になります。
また、食物繊維も豊富で腸内環境をと整えることもあるので、是非食べたい食品になります。
○甘くておいしい栗
栗は勝ち栗と言われて昔から縁起が良い食材として食べられてきましたが、調理して栗金団にすると、色が金塊などを連想させ、商売繁盛や金運上昇などの効果があると言われ、おせち料理に加えられるようになりました。
栗はカリウムが豊富で、カリウムが不足しがちな人が食べると細胞内の水分量を整えて、むくみなどを解消すると言われています。
また、炭水化物を多く含んでいるので炭水化物の補給にも最適です。
○健康に抜群な卵料理
卵は、ひよこになるための栄養成分がたっぷりつまっています。
そのため、アミノ酸のバランスが良く、ミネラルやビタミン類も豊富に含まれている食材になります。
卵はだて巻きの材料で、だて巻きはその見た目から巻物のイメージがあり、学問や教養が付くようにという意味が込められています。
最近では、だて巻きの代わりに出汁まき玉子に変わることもありますが、どちらも卵を使っており栄養価は高いです。
このように、おせち料理には色々な効果があるので、正月にはおせち料理を食べて健康になりましょう。