過去に存在した日本住血吸虫症は地方病と呼ばれる恐ろしい病気!?日本では収束したが海外では存在する?!

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住血吸虫症
山梨県の人々を苦しめた、日本住血吸虫症を知っているでしょうか?

日本住血吸虫症は地方病とも呼ばれる病気で、全国には広がらずに一部の地域のみにおいて発症し原因不明のままに死ぬため恐れられ、一部では差別にまで発展したとまで言われています。

日本住血吸虫症とはどのような病気なのでしょうか?

○日本住血吸虫症の症状

日本住血吸虫が侵入してから2週間から3週間の潜伏期間を経て症状が現れるようになります。

症状は食欲不振や倦怠感、お腹に違和感などから始まり、粘血便や腹痛などの腸炎の症状が現れ始めます。

症状の現れ方は日本住血吸虫が体内にどれだけ侵入したかで変わります。

感染後すぐに死ぬわけではありませんが、体は痩せこけ腹水によりお腹が膨れて肝不全で亡くなります。

日本では1978年以降、人の感染を確認しておらず、現在では安全であると言われています。

○日本住血吸虫症の原因

日本住血吸虫症の原因は、水の中に生息する寄生虫が体内に侵入することによって起きる病気です。

この寄生虫は、人間に寄生できる状態まで成長したものをセルカリアと呼ばれ、生まれて初期の状態のミラシジウムでは人間に寄生虫することができません。

また、ミラシジウムはそのままで2日と生きていけないので、そのままでは死んでしまうことがわかっています。

このミラシジウムは、ミヤイリガイという貝を中間宿主にしており、ミヤイリガイに寄生しないとセルカリアになる前に死んでしまうことがわかっており、ミヤイリガイと感染症の発症地域が同じであることを突き止めました。

日本住血吸虫はミヤイリガイがいないと人に感染するまで成長できないことがわかり、ミヤイリガイを撲滅することによって日本住血吸虫症が無くす運動が始まりました。

○日本住血吸虫症の終息宣言

日本住血吸虫症の原因を突き止めので、撲滅運動が盛んになり、日本住血吸虫症の発症が徐々に減り、1978年を最後に人での感染がみられなくなりました。

ちなみに、人以外の感染は1983年まで確認されていますが、それ以降は人からもほかの動物からもの感染が確認されていません。

その後、1995年になっても、感染者が見つかっていないために日本住血吸虫症の終息宣言がされました。

○ミヤイリガイは生息する

ちなみに、日本住血吸虫症の中間宿主のミヤイリガイは、今でも存在しているため、今では日本住血吸虫は確認されていませんが、もしかしたら存在している可能性はあります。

また、山梨の県議会においてもミヤイリガイは生息するものの、再流行の原因になることはほとんどないと言っており、絶対ないとは言っていません。

ミヤイリガイが存在する限り、日本住血吸虫症は起こる可能性があるとして今現在でも、定期的に日本住血吸虫が存在しないか、検査されています。

このため、発生が確認されれば、すぐに気づいて対処できる可能性が高く安心できる状態だと思って良いでしょう。

また、研究施設において、日本住血吸虫は飼育されており、万が一日本住血吸虫症が国内で確認された場合は、すぐに抗体をつくることができるため、感染しても大丈夫なように準備がされています。

○海外の状況

日本住血吸虫症は日本において、終息宣言されたものであり、海外においては住血吸虫症が未だに存在しています。

海外では多くの人が住血吸虫症に苦しめられており、撲滅が叫ばれています。

また、海外の住血吸虫が輸入動物などにより日本に侵入してミヤイリガイと出くわせば、日本でも住血吸虫症を発症する可能性はあります。

日本住血吸虫症は日本の歴史でもあるので知っておくと良いでしょう。

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