病院に行って処方された薬が余ってしまうこと、よくありますよね。
そんな時に、周りに似たような症状の人がいれば、余った薬をあげてしまうという人がいますが、処方薬を人にあげるのは止めた方がいいですよ。
私も何度か薬をもらったことがありますが、処方薬をあげることによって、相手に危険な副作用が出ることもあります。
処方薬を上げることによるリスクを考えてみましょう!
○同じ病気に見えても違う病気であることは多い
周りに病気の人がいれば、助けてあげたく気持ちはわかりますが、処方薬された薬を人にあげるのは良くありません。
自分と同じような症状に見えても、違う病気であれば薬の効果が全くないこともあります。
例えば、細菌性胃腸炎とウイルス性胃腸炎では、ほとんど同じような症状が出ますが、細菌性胃腸炎は抗生物質が効きますが、ウイルス性胃腸炎は抗生物質が効きません。
つまり、細菌性胃腸炎になった人が、ウイルス性胃腸炎になった人に抗生物質をあげても、全く効果がない可能性があるのです。
似たような症状が出ているからとっていって、全く同じ病気と判断してはいけません。
私も小学生の頃、インフルエンザが流行っておりインフルエンザだと思って早退したら、ただの風邪だったということがあります。
効果のない処方薬を服用すれば、治療が遅れるだけで、意味がありません。
処方薬は、医師に診察してもらった処方してもらうようにしましょう。
○処方薬は副作用のリスクがあります
処方薬は市販薬に比べて副作用のリスクが高い物があり、診察を受けずに服用して副作用がでてしまうことがあります。
軽度の副作用であれば、問題ないかもしれませんが、重度の副作用になると、死ぬ危険性もあるため、処方薬をむやみに人にあげてはいけません。
自分に副作用が出なくても、他の人は副作用が出ることがあります。
症状や年齢などによって、強めに薬が処方されている可能性もあります。
処方薬をあげて副作用によって、人が無くなった場合には、処方薬をあげた人が過失致死傷罪に問われる可能性もあります。
病気を助けてあげたつもりが、気付いたら犯罪者になっていたなんてことにならないためにも、処方薬をあげないでください。
処方薬をあげるのではなく、腕の良い医者を紹介してあげると良いのではないでしょうか。
○市販薬をあげる場合にも説明書を確認しよう
急な体調不良になった場合に、市販薬を渡すことがあると思います。
市販薬は、処方薬のように危険な副作用が起きる可能性は少ないのですが、市販薬を飲ませる時にも、説明書を確認することをおすすめします。
薬は副作用などのリスクを把握して飲むのが良いとされています。
また、持病などで服用している薬と飲み合わせが悪い薬も存在しており、説明書を読むことで、飲み合わせの予防することができます。(本来は薬剤師に飲み合わせを聞くのが良い)
仕方なく市販薬を渡してもいいですが、基本的には、薬は自分で購入した信頼できる物を飲むのが良いとされています。
安全性が高い市販薬ではありますが、念のために説明書を確認してから服用させるようにしてください。
○処方薬を受け取らないようにしよう
処方薬をあげないことも大切ですが、他人に処方された薬は受け取らないことも大切です。
処方された本人は薬剤師に副作用を伝えられていますが、もらった人は副作用のリスクなどが、わからない状態で薬を飲むことになります。
また、もらった処方薬で副作用が発生して病院に受診した場合、薬の種類がわからず治療が遅れてしまうこともあります。
処方された薬は、むやみに人にあげないことと、むやみに人からもらわないことが大切です。
人からもらった、薬で副作用が起きてしまった時には、非常に大変なことになります。
もし、人からもらった薬で副作用が発生した場合は、薬くれた人に連絡して薬の名前を確認後病院へ行きましょう。
また、処方薬をもらう時に、薬が入って袋をもらっておけば確認できますが、処方薬はもらわないでください。
薬には、必ずと副作用が存在しており、中には命の危険性もある重篤な副作用も存在しています。
安全に薬を服用するためには、ルールを守ることが大切です、処方薬は自分で病院で処方箋を書いてもらい、薬局で処方してもらいましょう!