大人になってからの初感染が危険なEBウイルス!?思春期までに9割以上の感染している。

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EBウイルス
私たち日本人の9割がすでに感染している、EBウイルスを聞いたことがありますか?

EBウイルスは、子どもの頃に7割の人が感染し、思春期になるまでに9割の子どもが感染する誰もが感染してしまうウイルスになります。

誰でも感染するウイルスであり、子どもの感染は無症状または低症状で治まるため、聞いたことが無い人も多いようです。

しかし、大人が初感染すると症状が重くなるのですが、現在大人での初感染が増えています。

○EBウイルスに感染することによって起きる症状

EBウイルスに感染した場合に起こる感染症を伝染性単核球症といい、発熱、咽頭痛、リンパの腫れなどの症状がでます。

小児の場合は、症状が全く出ないか、症状がでても2、3日で治まるのでEBウイルスに感染したことに全く気づかない場合が多く、危険性の高い病気ではありません。

年齢が上がるにつれて発症期間が長くなるため、小学生になると1週間ほど熱症状が出ることもありますが、あまり酷くはなりません。

しかし、大人はひどくEBウイルスに感染すると発熱、咽頭痛、リンパの腫れなどの症状が1カ月前後も続き自然に治ります。

そして稀に肝機能障害や脾臓が腫れて、重症化することもあります。

一度、EBウイルスに感染すると症状が治まった後も一生体内に住み続けることが知られ、唾液の中に常に存在しています。

そのため、知らない間に人に感染させてしまう場合があります。

○EBウイルスは唾液によって感染する!

EBウイルスは、唾液によって感染するウイルスで、親から子どもに感染する場合が多く、日本の赤ちゃんの食べ物の温度を確かめるために行う、口移しの文化が子ども感染数を増やしているとされています。

また、同じコップで飲む場合や友達の食べ残しを食べたりする時にも感染するために思春期になるまでに9割以上の子どもが感染してしまうことになります。

しかし、近年では親の唾液から虫歯ウイルスが子どもの移ることが知られ、親が子供に口移しをしないことも多く、コップを共有しない、食べ残しは捨てるなどの教育が増えたため、思春期を過ぎてもEBウイルスに感

染していない子どもが増えてきているとされています。

そのため、EBウイルスを大人になって初感染し重篤な病気になる子どもが増えています。

また、大人になってから初感染は、キスによる場合が多く、「キス病」と呼ばれることもあります。

唾液以外からは感染することはなく、両親が感染していなかった場合には口移しされていても感染していない場合もあります。

○EBウイルスの感染を防ぐのはかなり難しい

EBウイルスは、あまり知られていないウイルスで、ウイルスに感染したことがあるかないかは本人でもわかりません。

私はEBウイルスに感染していると思いますが、もしかしたら感染していないかもしれません。

だれが感染者なのかわかりませんので、感染を防ぐことはほとんど不可能であり、子どもの時にEBウイルスの感染を防ごうとすると大人になって感染し重症化することもあります。

EBウイルスは予防することもよりも、EBウイルスを理解しておくことの方が大切だと思います。

EBウイルスに大人になってから初感染した場合も必ず、伝染性単核球症を発症するわけではありません。

○EBウイルスの治療と慢性活動性EBウイルス感染症

EBウイルスに対しての有効な薬は見つかっておらず、伝染性単核球症を発症した場合は対症療法を行いつつ、合併症を防ぐことになります。

安静にして治療をすることで、ほとんど場合は重症化することなく、1カ月程度で症状が治まることになります。

症状が治まれば、EBウイルスの抗体を獲得できて再び感染することなくウイルスと共存することになります。

しかし、ごく稀に伝染性単核球症が治まらず難治化して、慢性活動性EBウイルス感染症に進行することがあり、慢性活動性EBウイルス感染症を発症すると死亡する例も多いです。

有効な治療方法は骨髄移植になりますが、それでも助かる可能性は6割前後とそれほど高くありません。

また、すでにEBウイルスが治り共存している場合も免疫力の低下によって再燃し、慢性活動性EBウイルス感染症になることもあります。

EBウイルスに感染しないようにすることは難しいですが、大人になって感染し発症に早期に気づくことで症状を和らげることはできます。

できれば、赤ちゃんのうちにEBウイルスに感染させた方が安全かもしれませんね。

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