リーシュマニア症とは何なのか?90ヵ国以上に感染者がいる恐ろしい皮膚病「リーシュマニア症」

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リーシュマニア症
チョウバエという生き物をしっているだろうか?

チョウバエは日本ではキッチンや生ごみなどから発生し、コバエといわれることがある小さなハエ目の昆虫になります。

ハエという名前がつきますが、実際は蚊に近い昆虫で日本では吸血するチョウバエを見ることはないでしょう。

海外では吸血するサシチョウバエと呼ばれるチョウバエが存在し、蚊のように病気を媒介することがあり、リーシュマニア症の感染原因として問題視されています。

リーシュマニア症は日本では発生していませんが、海外では多く発生して渡航の際は注意が必要なります。

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☆リーシュマニア症とどんな病気なのか?

リーシュマニア症は、いろいろな別名があり、黒熱病、カラアザール、ダムダム熱などと呼ばれます。

サシチョウバエを吸血されることにより感染する病気で、リーシュマニア原虫と呼ばれる微生物が体内に侵入することにより感染します。

リーシュマニア原虫は30種類ほどおり、感染地などによって原虫が異なるため症状にも大きな違いがでて、大きく分けると皮膚型と内蔵型に分類することができます。

○内蔵型リーシュマニア症

内蔵型リーシュマニアは、感染してからの潜伏期間が皮膚型リーシュマニアよりも長く、数か月から数年後に発症し潜伏間の幅も大きいです。

症状は、発熱をおこし肝臓や脾臓などの臓器がふくれて腹部が膨れ、貧血症状が出てきます。

放置すると、肺炎などの合併症に感染して、ほぼ死亡する病気で内蔵型の方が皮膚型よりも死亡するリスクが高いといえるでしょう。

黒熱病やカラアザールは内蔵型リーシュマニア症を指すことが一般的です。

○皮膚型リーシュマニア症

皮膚型リーシュマニア症は、内蔵型よりも症状が出るのが早く数週間から数か月で症状が出ることになり、発症すると皮膚に潰瘍などが出てきてボコボコになり痛みが現われます。

皮膚だけで収まるリーシュマニアであれば、皮膚の状態は悪くなるものの死に至ることなく症状が治まることもあり、皮膚症状が酷いものの内臓型よりも安全なことが多いです。

しかし、皮膚型リーシュマニア症のうち皮膚に症状がでた後に鼻や口の粘膜などに症状が出る、粘膜皮膚型のものは顔に症状がでて深刻化し死亡する例もあり、皮膚型だからといってすべてのリーシュマニア症が安全というわけではありません。

また、粘膜に症状が出るリーシュマニア症は皮膚のみに症状が出るものよりも潜伏期間が長いとされます。

どちらの症状がでたとしても早めに治療を開始することが重要で死亡するリスクあります。

☆リーシュマニア症の規模

リーシュマニア症は、世界90ヵ国と呼ばれ、世界の半分の国でリーシュマニア症の発生が確認されている病気です。

感染者数は1000万にのぼり、年間100万人以上の新規患者がでています。

衛生環境が整っていればチョウバエがあまり発生しないため、衛生環境の悪い一部の国に感染者数が多くなっています。

日本に近い国では、中国がリーシュマニア症の感染者がいる国であり、多くの国に感染者がいるので、海外に旅行する際は発症者がいる国か確認してから出かけるようにしましょう。

日本は島国であることと、リーシュマニア媒介する昆虫が確認されていないため、上陸してくる可能性は低いと考えられますが、絶対ではありませんし、海外に行くこともある人は気を付けた方がいいでしょう。

☆リーシュマニア症で気を付けること

リーシュマニア症の発生地域に行くことがある時は、昆虫に刺されないように気を付けできるだけ虫よけ対策をすることをおすすめします。

また、日本に帰国後にリーシュマニア症のような症状が確認できる場合は、すぐに病院に行き渡航歴を報告して診察を受けるようにしましょう。

皮膚型リーシュマニア症であれば皮膚科に行ってしまうかもしれませんが、感染症なので、内科や感染症の専門医に診察を受けましょう。

海外の渡航は日本では流行していない感染症が多くなるので、旅行の際は感染症の確認をして出国をしましょう。

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