骨髄は兄弟間が最も適合する可能性が高い?!骨髄移植を受けると血液のDNAがドナーと全く一緒になる!?

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骨髄移植
白血病や再生不良性貧血と呼ばれる病気は、造血幹細胞に異常があるため、人から造血幹細胞を移植する必要があります。

造血幹細胞は、骨髄の中に存在するために骨髄液と一緒に抜き取り、骨髄液をそのまま移植することになるので骨髄移植と呼ばれています。

骨髄は、兄弟間が最も適合しやすく、兄弟での骨髄移植の手術が行われることが多いのですが適合しない場合は、骨髄バンクから適合する人を探して骨髄移植を行うことになります。

そして、親子の間では、兄弟よりも圧倒的に骨髄が適合する可能性が低いのです。

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○骨髄移植とどういうものなのか?

骨髄移植は、まず、家族で白血球の血液型が同じ人がいないか探し、白血球の血液型が同じなら適合したことになります。

適合する人がいない場合は、骨髄移植をしてくれるドナーから白血球の血液型が同じ人がいないか探すことになります。

適合者が見つかった場合は、手術することになりますが、骨髄移植のドナーも手術が大変なので断られる可能性もあります。

移植することが決まれば、抗がん剤や放射線を使用して患者はすべての造血幹細胞を破壊することになります。これにより白血病に侵された造血幹細胞を破壊します。

これを行うと患者は血液を全く作れなくなるので、移植しないと患者は死ぬことになります。そのため、最終同意をした場合、ドナーは怖くなっても断ることができません。

その後の、ドナーから抜いた骨髄液を患者は静脈から入れて造血幹細胞を骨髄に定着させます。

造血幹細胞が骨髄に定着して患者の体で再び血液が作られ始めることで、白血病などの病気が治ったことになります。

○骨髄移植の適合とは何なのか?

骨髄移植の適合は、白血球の血液型を見ることになります。

一般的に知られる血液型は赤血球であり、骨髄移植にはABOの血液型は関係ありません。

そのため、赤血球の血液型が違う人から骨髄液を移植してもらうことが多いです。

白血球の血液型が他人と合う可能性はかなり低く、他人の場合は、数百万人から数万人に1人といわれており、大変探すのが難しくなっています。

しかし、日本の場合は、島国ということもあり他国との交流が少なかったため、極めて似通った白血球型が多い国であり、なんと、日本の場合は、他人との適合確率は、4000~8000分の1といわれています。

そして、兄弟間での適合率は4分の1で、親子間の場合は25分の1の確率なのです。

親子間では非血縁者よりも高いですが、適合確率は2パーセント程度しかなく、親子でありながら、かなり適合する可能性が低いのです。

○どうして兄弟で適合する確率が上がるのか?

白血球の血液型は両親から半分ずつもらうことになります。

仮に両親の白血球の血液型がAB、CDだった場合は半分ずつもらうので生まれてくる子どもの白血球の血液型はAC、BC、DA、DBの4種類だけになり血液型が一致する可能性は4分の1になります。

よく見るとわかると思いますが、親と半分は一致しますが、親と完全に一致する血液型の子どもはいません。このため骨髄移植は親子間では、かなり可能性が低くなるのです。ちなみに親がAB、BCだった場合は、AB、

BB、AC、BCの子どもが生まれてくるのでABの子どもだけ親と重なりますが、白血球の血液型は多様性にとんでおり夫婦で半分が被ることはほとんどないので親と子の白血球の血液型が同じになるのは稀になります。

○骨髄移植は血液型が変わり血液のDNAも一緒になる?!

骨髄移植をすると血液型が変わるといわれることがありますが、これは患者の造血幹細胞が一切なくなり、ドナーの造血幹細胞になったため、ドナーと同じ血液が作られるようになるからです。

そのため、ドナーと全く同じ血液型になり、ドナーに血液を輸血しても拒絶反応が起こることがありません。

また、血液型が一致しているだけでなく、造血幹細胞が一緒なので血液に含まれるDNAが一致しており、血液をDNA鑑定した場合は、ドナーと同一人物と認定されてしまいます。

これは血液のみなので、髪の毛や粘膜などの他の細胞のDNAが同じになるわけではありません。

あくまで、血液のDNAに関してのみドナーと全く同じものになります。

だから、もし骨髄移植を受けた人が、遺伝子検査を受ける時は血液だけは自分のDNAではないことを理解しておきましょう。

ちなみに、骨髄移植をしたからといってドナーの血液型が変わったりはしません。ただ、自分と同じ血液を持つ人がどこかに存在するようになるだけなのです。

○骨髄移植とドナーの負担

骨髄移植のドナーの負担は大変なもので、会社を休まないといけませんし、全身麻酔をかけられて太い注射で骨髄液を抜かないといけませんし、手術の安全性についての不安もあると思います。

手術後は、腰が痛く数日は歩けない状態が続いたりしますが、痛みは個人差があり、手術後すぐに歩けるようになったり、数日は痛みが残ったりしてしまう人もいるようです。

ドナーを受ける人は、入院費などの負担は一切かからず、5000円もらうことができますが、他の手当てはなく1週間程度仕事を休むのであれば、それ以上に負担がかかります。

そのため、骨髄移植は善意でありお金をもらえるわけではありません。

ただ、地方によっては支援として商品券をもらえることもあるようですけど。

しかし、人を助けたい!世のため人のため!そんな高い志を持つことは、自分の器を大きくするためにも必要ではないでしょうか?

誰かのために、善意を最大限に生かせる命のボランティア(ドナー登録)をしてみてはいかがですか?

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